三寒四温という言葉通り、日々寒暖差はありますが、春に近づいていっているのを感じます。
暖かくなるのは嬉しいのですが、花粉症の方には憂鬱な季節ですね。
喉や鼻だけではなく、肌にとっても問題の多い時期となります。
この時期はどうも肌の調子が悪くって・・・・という方に、その理由と対処方法をまとめます。

◆肌アレルギーの原因◆
アレルギーを引き起こす「アレルゲン」は動植物の異種蛋白。これらは高分子なため、健康な肌だと侵入する事はできません。しかし、角質層に傷んだ部分が有れば侵入して抗体反応を起こします。目や鼻孔などは角質層で守られてない粘膜部分から侵入します。これらの蛋白に抗原抗体反応を起こす人は発症してしまいます。
◆肌トラブル発生のメカニズム◆
本来肌には、外的刺激から体を守るバリア機能があります。特に皮膚の一番外側にある角質層は、死んだ角質細胞が20層ほど重なり、その細胞と細胞の間にNMF成分などの保湿成分や細胞間脂質がまるでセメントでレンガブロックを固定するかのように存在しています。レンガが整然と並んだ状態では肌表面は潤いがあり滑らかですが、NMF成分や細胞間脂質が不足すると、所々でレンガがめくれ上がった状態となり、角質層の水分は失われ、バリア機能も低下します。
角質層の構造が崩れると、刺激物質が進入しやすくなります。 皮膚の免疫細胞は体を守るために、こういった刺激物質や異物の侵入に対し攻撃を始めます。この攻撃が肌表面ではカブレや炎症などとなって現れます。特に春先は体そのものがある種の緊張状態にありますから、普段以上にこういった現象が発生しやすくなります。
刺激から肌を守るため、どんどん新しい細胞をつくり角質層へ補おうとします。そのため、ターンオーバーの周期が急激に短くなります。短期間で作られた細胞なので形も機能も不完全。肌を守ることが出来ません。また、ターンオーバーの途中で生成される細胞間脂質やNMFなどの保湿成分も少なくなります。このようになると、皮膚はどんどん乾燥し、角質層のバリア機能はさらに低下、さらにターンオーバーが乱れ不完全な角質層を構成するという、悪循環に陥ってしまいます。刺激物質や異物も侵入しやすい状態ですから、慢性的な皮膚炎となってしまうこともあります。
では春先の敏感な肌にどう対応すれば良いのか・・・・
対応方法をいくつかご紹介します。
◆症状が出ているときのお手入れ方法◆
【正しい洗顔で、汚れを取り除く 】
この時期、花粉やホコリなどで外出したときの肌はかなり汚れています。しっかりとした洗顔が必要ですが、洗いすぎ、こすり過ぎは厳禁。水分の多いミルク状のクレンジング剤で、こすり過ぎないように丁寧にクレンジングします。その後は洗い流すだけ。石鹸やフォームでの2度洗いはバリア機能をさらに失われますので注意が必要です。
【お肌の水分を保持するスキンケア】
化粧水での水分補給よりは、肌の中で水分を保持する美容液がお勧め。また、水分の蒸発を防ぐクリームの塗布は必ず必要です。この時、なるだけ刺激の少ない化粧品を選ぶことが大切。肌が敏感になっているので、いつもは何ともない化粧品でも反応が出ることも。化粧品を塗布して赤くなる、ピリピリするなど肌の反応がある場合は、使用を中止してください。
【お出かけ前の紫外線対策をしっかり行う 】
紫外線は肌にとっては最も刺激になるもの。必ず紫外線対策をしてください。日焼け止めには刺激の強い紫外線吸収剤が含まれていることが多いので、刺激の少ない紫外線散乱剤の入ったものの使用をお勧めします。
【専門家に任せる】
明らかに病的な赤みやかぶれ、炎症があるときは、早めに皮膚科を受診することをお勧めします。早めの対応は症状を長引かせないこつです。何となく肌が乾燥する、ゴワつく、ポツポツと吹き出物が出る・・・という状態であれば、是非エステサロンをご利用下さい。その方の生活習慣や化粧品の選び方&使い方をしっかりとカウンセリングし、最適な対処方法を一緒に考えます。また、サロントリートメントでは、刺激を与えすぎずに保湿&鎮静するトリートメントがお勧め。肌状態をしっかりと見極めて、最適なコースとご提案させて頂きます。

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