昨日の日曜日は息子二人がスキーへ。
二人とも、初スキーに不安と期待でいっぱいの表情で
朝5時起きで出かけました。
私と夫は初めてと言っていいくらいの、子供のいない日曜日。
時間を持て余しそうだったので、夫が神戸文化ホールのオペラ公演
「トゥーランドット」のチケットを取ってくれました。
夫も私もオペラはほとんど初体験。
今まではオペラなぞと聞くだけで、敷居が高い!値段も高い!とスルーしてました。
神戸文化ホールのようなアットホームな雰囲気ならいいかな・・・
値段も何とか手が出る感じだし・・・っと思い切って見に行くことに。
「トゥーランドット」って言うと、荒川静香が金メダルを取った
「誰も寝てはならぬ」という有名な曲があります。
知っているのはそれだけ・・・・
で、チケットをとってから、夫がCDを買って来て二人で予習。
(もちろんバラバラに・・・・ですが)
内容は・・・・
舞台は中国北京の紫禁城。絶世の美女である皇帝の娘トゥーランドット姫は、
氷のように冷たい心の持ち主。
大昔の祖先が異国の男たちに殺されたのを恨み、その仇討ちをしようとします。
「3つの謎を解いた者を夫として迎えるが、その謎を解けなかった者は斬首の刑」と宣言し
姫に一目惚れをして夫になろうと挑む異国の男たちを、
次々と斬首刑にしていきます。
そんな姫に一目惚れをしたのは、ダッタン国の元王ティムールの息子カラフ。
父や自分に思いを寄せる女奴隷のリューの懇願も聞き入れず、
皇帝に仕えるピン・ポン・パンの忠告も聞かず、
謎解きに挑むことを宣言します。
第二幕でカラフは見事に3つの謎を解いたのですが、
トゥーランドットは彼の妻となることを拒否。
そこでカラフは「夜明けまでに私の名を明らかにできたら、命を捧げよう」と逆に謎を出しました。
そして第3幕の幕開けは「誰も寝てはならぬ」から。
ここの場面で大感激!
カラフの情熱的な求愛と、女奴隷リューのカラフへの犠牲的な愛を間近に見て、
姫の氷のような心はようやくとけていきます。
最後は冷たかったトゥーランドットの心も溶け、
カラフと愛を誓い合い、民衆も大喜び…。
ハッピーエンドとなりました。
が、なんとなくしっくりこないのは
どうも女奴隷のリューがかわいそうで・・・・
カラフが自分のために死んでいったリューを
ほとんど気にかけずに、トゥーランドットを想い続けるのも
何となく薄情に見えてしまいました。
一般的な感想はどうなんだろう・・・・
はじめてのオペラでしたが、予習もしていったし、
舞台の両端に日本語訳が出ていたのも良かったしで、
とっても良く分かり、感激しました。
敷居が高いなぁ・・・などと尻込みせず、
これから少しずつ、こういった文化的な視野も
広げていきたいなlと思っています。
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