今日いらしてくださったお客様が、頭のマッサージが気持よかったと言って下さいました。
頭なんて疲れているのかしら…・と思われる方もいらっしゃいますが、
肌の老化予防にも、そして肩こりにも、頭のマッサージは深いかかわりがあります。
私たちはストレスがかかると無意識に、ぐっと歯を食いしばってしまいます。
朝起きたときに、顎や頬がだるいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
側頭筋(頭の側面の筋肉)は咬筋と共に咀嚼筋と呼ばれ、咬むときに必要な筋肉です。
人は通常ものを咬むとき、頭を前の方に倒す動きをすることで口を閉じようとしています。
しかし、反射的に僧帽筋(後頭部の付け根から背中にかけての大きい筋肉)が収縮し、
頭が前に倒れること無しに咀嚼をしているのです。
この時、物を咬む力の約3倍の力が、後頚部(僧帽筋)にかかってきます
ストレスが強く歯を食いしばるような癖がある方は、
僧帽筋に疲労がたまり、肩こりを強く感じてしまうのです。
そこで、咀嚼筋である側頭筋をほぐしゆるめることで、
歯のくいしばりによる緊張をとき、僧帽筋の疲労を取り除くことができるのです。
また、筋肉は骨に付着していますが、全体が付着しているのではなく、
起始、停止という2点で筋肉に付着しています。
この起始、停止をほぐしていくことで、より効果的に筋肉全体の緊張を解くことができるます。
頭のマッサージは直接肩こりに係る僧帽筋のに触ることなく、
ストレスからくる緊張を解くことができる、効果的な肩こりマッサージとも言えまするのです。
スポンサーサイト